集合住宅主体の住宅団地

7)建設業や製造業関係の社宅は,住宅団地内には少なく,住宅地図によると2住宅
のみである。
8)前田・酒井(1982,p.147)によると,千里ニュータウン内の集合住宅はA(府住
宅供給公社による分譲および賃貸),B(公営住宅),C(公団賃貸および分譲),D(給
与住宅)となっており,A~Cの公共住宅は収入状況によって,上から順にC,A,
Bと,居住者を階級区分している。また,前田・酒井(1982,p.148)によると,公
共住宅が収入によって階層区分しているために,居住者内で差別意識を発生,助長
させる事態を招来していることが紹介されている。また同じB(公営住宅)の団地で
も,公営住宅法により一,二種と区分され,差別意識を生み出している点を指摘して
いる。

「北側」と「水回り」は気を付けましょう。←参考にここのサイトからいろいろな間取りを見てみましょう。

9)男山団地について概略すると,「日本住宅公団20年史」(1975)によると男山団地
は公団施行の土地区画整理事業として1965年に着工され,施行面積は1,856,494m2(合算減歩率は33.3%),計画人口32,000人であった。造成用地は当初の公団資
料では京阪本線八幡市駅からバスで10分とあるが,現在は楠葉駅からのバスの便数

や所要時間においても利便性がよい。宅地開発事業用地の処分は1970年から1973
年においてなされ,処分面積は1970年は大部分が公団住宅建設用地の占める割合が
90%弱(320,544m2中281,024m2)であったが,1973年には分譲用地が46%
(160,560m2中86,712m2)を占めるようになった。1970~1973年の事業用地の処分
面積は624,124m2であるが,分譲用地は128,866(20.6%)m2,公団住宅建設用地

は495,258m2(79.4%)となっており,集合住宅主体の住宅団地といえる。これら
の集合住宅のうちわけは,居住室数2室が790戸,3室が3,140戸,施設付きが14
戸であった。ちなみに供給当初における賃貸住宅の家賃は2室が19,400~20,600
円,3室が20,600~25,800円であった。

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