住まいの中の私的空間

住まいの個性化、個性的な居住空間の設定が私たちの心理や行動にとって果たす意味を考えてみました。他方、個人の自立やプライバシーの確保がいわれる今日では、居住空間における居間のような家族が集まる公室とプライベートな使い方を保証する私室(個室)の関係がどのようになっているかが家族関係や子供の発達、あるいは大人の心理的安定にとって重要な意味をもちます。そうした意味から、住まいの中の私的空間、個室について、子供の空間(子供部屋)、大人の空間、高齢者の空間というようにライフサイクルの軸に沿って考えてみることにします。間取りは非常に重要です。←こちらのサイトからいろいろな間取りを参考にできます。
1.子供部屋の功罪子供が成長するにつれ親の頭を悩ませるのが子供部屋の問題です。個室を与えることがその子にとって良いのか悪いのか、下手に与えて非行の温床になりはしないか、あるいは与えるにしても、それは何歳頃がよいのかなど、躾や教育の面から気になるところです。そのためか子供部屋に関する議論はこれまでも教育学、建築学、心理学などさまざまな分野でなされてきました。そしてそこでも子供部屋の是非については意見が分かれています。しかしその多くは論者の教育観・人間観が先行したもので必ずしも具体的なデータに基づいたものではありません。そこで、ここではできるだけ資料に基づきながら、子供部屋をどうするかということを考えてみたいと思います。

FH004_L

Comments are closed.