住まいづくりとなわばり

個性的な住まいづくりがなわばりと関係するということを考えるために、ここで動物のなわばりというものについてみてみることとしましょう。動物のなわばりの例としてよく知られているものに鮎のなわばりがあります。鮎は繁殖期には自分の周囲に一定の広さの場所を確保し、そこに入ってくる雄の鮎には攻撃をしかけ、それを排除します。釣りの好きな人ならこの攻撃行動を利用したのが友釣りであることは知っているでしょうこのように繁殖期には多くの動物で、ある決まった場所に一定期間とどまり、その場所を他の動物(ふつうは同じ種の同性)から守るという行動がみられます。ところで、不動産に関するあらゆる情報は、←こちらから収集できます。この場所をなわばりといい、それに関係する行動をなわばり行動といいます。動物のなわばり行動は、他の動物に対する攻撃だけではありません。犬を飼ったことのある人なら当然ですが、そうした経験のない人でも、犬が散歩の途中にいたるところでおしっこをかけることは知っていると思います。あるいは、春になると梢に烏がとまって、よく通る声で鳴いているのを見かけることがあります。また、ヒヒでは群れの周辺部にいる雄が他の群れに向け、生殖器を誇示することがあります。こうした行動はどれも、その動物が「ここは自分のなわばりだぞ」ということの宣言(なわばり宣言)にほかならないのですが、その中でもっとも一般的なのが、犬の場合のように自分の尿や分泌液をそこに付着させるものです。

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